DMM FXで取引を始めたもののやってはいけないことってあるの?
もちろん、取引にはいろいろな禁止事項はあるよ。例えば、感情に任せた取引や、規約違反とされるスキャルピングなどだね。
「禁止事項には気をつけているけど、本当に大丈夫だろうか?」「どこまでが許容される範囲なのか?」といった疑問を抱える方も多いでしょう。
この記事では、DMM FXで禁止されている行為とスキャルピングの危険性について詳しく解説します。
しっかり覚えておかないとね。
この記事を読むことで、DMM FXでの取引に関する具体的なルールやリスク回避の方法を理解できます。
さらに、スキャルピング取引において注意すべき点や口座凍結を避けるためのコツもわかります。
DMM FXの禁止行為・規約違反
禁止行為一覧
- その方法を問わず、当社がサーバー上で提供する取引システム(ソフトウェアを含み、以下、「本取引システム」といいます。)を改変する行為
- FX 取引を自動で行うソフトウェア又はシステム等(以下、「自動売買ソフト等」といいます。)、本取引システム以外のツール等を使用した取引、その疑いのある行為、若しくは本取引システムを改変したシステムまたは自動売買ソフト等の利用を他の顧客に勧誘する行為
- 流動性の低い時期・時間帯に当該流動性に比して過度な取引を行う行為又は、お客様の属性等に比して過度な投機的取引を行う行為
- 本取引システムで通常実行できないような取引を行う行為
- 取引の如何に関わらず本取引システム又は本取引システムの運用に対して過大に負荷を強いる行為
- 他のお客様と同調した取引を行う行為
- お客様と当社の間で交わされた電子メール、電話、書簡等の内容を当社の書面の同意を得ずに公開、複製、転載、再配布、販売する行為
- 当社の役職員(当社の関連会社並びに業務を委託している相手方の役職員を含む。)に対する暴言、恫喝、脅迫、虚言、誹謗中傷、名誉を毀損する言動、業務を妨害する行為
- 本取引システムの脆弱性、当社又はお客様の通信機器、通信回線、システム機器等若しくはインターネットの脆弱性、インターバンク市場等の混乱等を利用して不当に利益を得ようとする行為
- 短時間又は合理性に欠ける頻度で注文を繰り返し行う行為
- 取引とは関係がないと思われる入出金を繰り返し行う行為
- 他人名義(家族名義を含む)で口座開設の申し込みを行うことまたは他人名義の口座を利用して取引を行うこと
- 前各号のほか、当社とお客様または他のお客様との円滑な取引に支障をきたす行為
自動売買(EA)の使用
2.FX 取引を自動で行うソフトウェア又はシステム等(以下、「自動売買ソフト等」といいます。)、本取引システム以外のツール等を使用した取引、その疑いのある行為、若しくは本取引システムを改変したシステムまたは自動売買ソフト等の利用を他の顧客に勧誘する行為
自動売買(EA)とは取引を自動的に行なってくれるソフトウェアのことです。
あらかじめ組み込まれたプログラムが取引を行うので人間の感情が入らず機械的な取引ができ、優秀なEAであればなんの操作も要らず常に利益を出してくれます。
海外FXなどではこの自動売買(EA)を導入して取引することを許可している業者はたくさんありますが、DMM FXなど日本国内のFX業者では禁止されている場合がほとんどです。
国内業者でもMT4が使える業者はEAも使えることが多いよ
自動売買(EA)を使うためにはMT4を使うしかないんだね
また、EAの他にもMT4のようなDMM FX以外の取引ツールを使っての取引やDMM FXの取引ツールを改造して取引することが禁止行為7-1-(2)に当てはまります。
流動性の低い時間の取引
3.流動性の低い時期・時間帯に当該流動性に比して過度な取引を行う行為又は、お客様の属性等に比して過度な投機的取引を行う行為
流動性が低い時期・時間帯とは、市場での取引が少なく少しの取引でも価格に大きな影響を与える状態を指します。
これらが流動性の低い時期や時間帯よ
- クリスマス・年末年始
- 指標発表
- それぞれの市場の開場前
これらの時期・時間帯での取引が非常に多かったり、この時期・時間帯での取引しかしていないと禁止行為とみなされてしまいます。
流動性が低い時期・時間帯ではスプレッドが広がりやすく投機的な取引になるのでトレーダーの資金を守るためにもこの項目あります。
アービトラージやレートエラーを狙う取引
9.本取引システムの脆弱性、当社又はお客様の通信機器、通信回線、システム機器等若しくはインターネットの脆弱性、インターバンク市場等の混乱等を利用して不当に利益を得ようとする行為
市場間の価格差を利用して無リスクで利益を得るアービトラージやシステムの誤作動や遅延などによって正確でないレートが表示されるいわゆるレートエラーを狙って取引をすることを禁止しています。
これらは確実に利益を出すことができてしまうため取引における公平性にかけた行為になってしまいます。
ある通貨がDMM FXでは1ドル=110円、他社では1ドル=111円で取引されている場合、アービトラージを行うトレーダーはDMM FXで円を買い、他社で円を売ることで1円の利益を得ることができます。
DMM FX | 他社 |
---|---|
1ドル=110円 | 1ドル=111円 |
市場価格がUSD/JPY 110.00で取引されているときに、プラットフォーム上にUSD/JPY 108.00という異常に低い価格が一瞬表示された時に買い注文を行うと2.00分の利益を得ることができます。
スキャルピング
10.短時間又は合理性に欠ける頻度で注文を繰り返し行う行為
DMM FXではスキャルピングトレードを行うこと自体は禁止されていません。
しかし、このように短時間での取引を頻繁に繰り返すことを禁止しています。
短時間の取引が禁止なのにスキャルピングはできるってどういうこと?
「短時間」や「頻繁」の基準が未確定なの
DMM FXでは明確に時間や回数の基準が公表されていないためスキャルピングはできるがあまりにひどいものは禁止行為とみなされてしまいます。
そのためスキャルピングをする際は細心の注意が必要になってきます。
マネーロンダリング
11.取引とは関係がないと思われる入出金を繰り返し行う行為
マネーロンダリングとは犯罪など不正に得た資金をさまざまな方法を駆使して資金の出所を判らなくする行為です。
DMM FXに限らずマネーロンダリングが疑われる行為を禁止している業者がほとんどです。
取引を行わないのに入出金が何回も行われているとマネーロンダリングを疑われてしまうから気をつけてね
第三者の口座利用
12.他人名義(家族名義を含む)で口座開設の申し込みを行うことまたは他人名義の口座を利用して取引を行うこと
他人名義の口座を利用して取引することは「投資顧問業」と言う金融庁の許可が必要になってきます。
無許可で他人名義の口座を利用して取引を行うことは法律で禁止されているためDMM FXよりむしろ法で罰せられる可能性が高くなります。
DMM FXで禁止事項・規約違反をするとどうなる?
口座凍結
口座凍結とはDMM FXがユーザーの口座に対し永久に封鎖し、入出金・取引・履歴の確認など口座の操作をすることが一切できなくなってしまいます。
禁止行為が行われてしまった場合、DMM FXでは事前通知なくその口座の凍結を行います。
口座が凍結されてしまうと今後一切DMM FXで取引できなくなるよ
不足金の請求や損害賠償請求
過去まで遡り禁止行為が行われたであろう全ての取引の約定を無効にすることができその取引において発生した不足金をユーザーへ請求する場合があります。
また、DMM FX側に損害が発生した場合は損害賠償請求を行うこともあります。
払わないとやっぱりまずいよね?
払わない場合は訴訟を起こされちゃうね
禁止行為により発生した不足金や損害賠償を無視してしまうと最悪訴訟まで起こされてしまいます。
この場合まず確実に裁判では負けてしまうので、もし請求がきてしまったら冷静にDMM側に払える金額を分割でできないか相談し払うようにしましょう
DMM FXの禁止事項についてよくある質問
DMM FXでスキャルピングをすることは禁止ですか?
いいえ、スキャルピング自体は禁止されていません。
ですが、約款の禁止行為に「短時間又は合理性に欠ける頻度で注文を繰り返し行う行為」とありますが「時間」と「回数」が明確に定められていないため注意が必要です。
DMM FXで口座が凍結されると解除はできませんか?
はい、基本的にDMM FXで口座が凍結されると言うことは禁止行為をしたということなのでその場合、凍結を解除することはできません。
また、一度DMM FXで凍結させると2度とDMM FXでは取引ができなくなってしまいます。
DMM FXで口座凍結されると出金はできませんか?
DMM FXで犯してしまった禁止行為の悪質さにもよりますが、利益を没収され元金だけを出金することができるというのがほとんどでしょう。
悪質なものに関しては全ての資金を没収されてしまう可能性も考えられます。
DMM FXの禁止事項まとめ
DMM FXではトレーダーが公平かつ安全に取引できるように、さまざまな禁止行為が設定されています。
これらのルールを無視すると、アカウントの凍結や取引制限など、重大なペナルティが課せられる可能性があります。
ちゃんとしているのに凍結されたってことがあったらDMM FXのサポートへ問い合わせをしてみてね